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仰韶村遺跡で5千年前の疑似コンクリートを発見 河南省

【3月25日 Xinhua News】中国河南省(Henan)三門峡市(Sanmenxia)でこのほど開かれた2020年河南省考古学新発見フォーラムで、同市澠池県(Mianchi)にある仰韶(ぎょうしょう)村遺跡から5千年余り前の疑似コンクリートが見つかったと明らかにされた。コンクリートに類似する住宅建築資材としては、中国で最も古い年代に属するという。今回の発見は、同遺跡における仰韶文化期の住宅建築の類別や形態、建築技術に対する認識を刷新し、同時代の住宅建築技術の研究に新たな材料を提供する。

 

 同遺跡発掘現場の責任者を務める李世偉(Li Shiwei)氏によると、疑似コンクリートは仰韶文化後期の灰坑から発見された。家屋建築の際に廃棄された壁材や床材が堆積したものと思われ、色や質感は仰韶文化によく見られる泥に草を混ぜた赤焼土と全く異なっていた。李氏は「赤焼土は赤いが、これは灰黒色だった。材質は硬く、仰韶村遺跡では初めての発見だ」と語った。