陝西長青国家級自然保護区で赤外線カメラが捉えた茶色のジャイアントパンダ。(スクリーンショット、西安=新華社配信)
【新華社西安5月14日】中国の陝西長青国家級自然保護区(陝西省洋県)でこのほど、茶色のジャイアントパンダ1頭の姿を至近距離で捉えた映像が確認された。
陝西省林業局によると、保護区職員が野外に設置されていた赤外線カメラのデータを整理した際に発見した。秦嶺地区で茶色の体毛を持つ野生パンダの痕跡が発見されるのは11回目、同保護区での撮影は2018年に次いで2回目。今回の映像に写っていたのは成体で、24年1月17日に標高約1500メートルの柏楊坪区域で撮影されたという。
今回を含め、科学的に記録された茶色のパンダの発見場所は陝西省仏坪県、洋県、太白県、周至県で、いずれも秦嶺山脈地区に属している。(記者/付瑞霞)