西安金橋国際旅行会社と陝西友聯国際旅行会社のブログ

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革命聖地巡る「赤色観光」盛ん 中国共産党、創立100年

中国共産党が七月に創設百年を迎えるのを前に、政府は党員や国民に、革命史跡を巡る旅行「赤色観光」への積極的な参加を呼び掛けている。愛党精神を高め、習近平(しゅうきんぺい)指導部への求心力を強める狙いだ。革命史跡は経済発展から取り残された山間部に多く、地方経済てこ入れや貧困対策の効果も見込む。(中国総局・坪井千隼、写真も)
 丘の斜面に沿って、建国の父・毛沢東ら当時の党幹部が暮らした横穴住居「窰洞(ヤオトン)」が並んでいた。内部は昼間でも薄暗く、家具も質素だ。
 五月上旬、陝西(せんせい)省延安(えんあん)の党旧跡では、中国各地から訪れた観光客でにぎわっていた。「当時の党幹部たちがこんなに粗末な家に暮らしていたんだと驚いた。豊かな生活に慣れた今の私たちは、こんな環境は耐えられない」。天津から家族で訪れた董宝良(とうほうりょう)さん(61)は笑った。延安は共産党が国民党から逃れ、一九三七年から十年間拠点を置いた革命聖地。共産主義を象徴する色にちなんだ「赤色観光」の代表的なスポットだ。
 赤色観光は愛国精神を高めようと二〇〇四年に始まった。政府は延安のほか、一九三一年に毛らが臨時政府を樹立した江西...