【北京時事】中国政府は1日、湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎で、同日午前0時(日本時間同1時)時点の中国本土の死者が前日比35人増の2870人、感染者が573人増の7万9824人になったと発表した。
新たに確認された感染者は、湖北省以外は北京市で2人、遼寧省で1人の計3人と3日連続で1桁にとどまった。しかし、湖北省は570人(うち武漢市565人)と7日ぶりに500人を超え、感染拡大が継続。中国新聞社電によると、武漢市の新規感染者のうち233人は受刑者で、市内の刑務所で感染した受刑者は806人に達した。
新たな死者も、河南省の1人を除く34人が湖北省(同26人)だった。
北京の新規感染者は2人とも、イランからの帰国者。寧夏回族自治区で26日に感染確認された男性とイラン滞在中に会食していたという。
一方、感染者のうち半数以上の4万1625人が退院したが、依然7365人が重症だ。