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唐の皇帝の真筆を伝える名鐘「景雲鐘」 西安碑林博物館

【6月13日 Xinhua News】中国陝西省西安市西安碑林博物館に、唐の睿宗(えいそう)皇帝が景雲2(711)年に鋳造させた銅鐘「景雲鐘」が展示されている。国家一級文物に指定されており、国外出展禁止文化財の第1回リストにも登録されている。

 同博物館の楊燁1級解説員によると、鐘には睿宗親筆による銘文292文字が記されている。睿宗は書法に秀でていたとされるが、真筆は非常に少なく、同銘文は現存する最も完全なものだという。

 1300年以上の歴史を持つ景雲鐘の高さは247センチ、胴回り486センチ、口径165センチで、26枚の鋳型を組み合わせて鋳造されている。表面には「乳(ち)」と呼ばれる突起物が32個あり、楊氏によると、鐘の音を調節するために特定の位置につけられている。澄んだ音色を素朴な力強い響きに変えることができ、先人の高度な鋳造技術がうかがえるという。(c)Xinhua News/AFPBB News