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後漢墓6基から遺物100点余りが出土 陝西省西安市

8月16日 Xinhua News】中国陝西省(Shaanxi)考古研究院は、同省西安市(Xi’an)にある後漢時代の墓6基でこのほど実施した緊急発掘調査で、遺物100点余りが出土したと発表した。中でも銘文が刻まれた敷れんが11枚は、後漢時代の葬礼制度を研究する上で新たな実物資料となる。
 6基の墓は同市灞橋(はきょう)区の古墓や遺跡が分布するエリアで見つかった。墓地は東に驪山(りざん)を望み、西に灞水(はすい)が流れる比較的平たんな地形にある。墓の大きさや形状はほぼ同じで、いずれも長く傾斜した墓道があった。
 墓はいずれも盗掘被害に遭っていたが、土器や陶器、石器、青銅器など140点(組)余りが出土した。中でも重要な発見は、M6墓と名付けられた墓の側室の敷れんがで、裏に銘文があるものは11枚見つかった。西暦91年に当たる「永元三年」「永元四年」「竜門伊闕」の文字や竜文などの図案が刻まれ、字体には隷書体や行書体、草書体が使われていた。
 墓の形状や出土品の組み合わせ、副葬品の特徴などから、6基の墓は後漢時代中期初頭の家族墓と暫定的に判断された。銘文のある敷れんがが漢墓から出土するのは珍しく、後漢時代の埋葬制度や埋葬習慣を研究する上で重要な意義を持つ。(c)Xinhua News/AFPBB News