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隋唐長安城遺跡で朱雀大街の橋脚遺構を発見 陝西省西安市

 

【2月8日 Xinhua News】中国陝西省(Shaanxi)の西安市(Xi'an)文物保護考古研究院はこのほど、同市碑林区にある小雁塔の北西角で、隋唐時代の長安城の朱雀大街に架かっていた5本の橋の遺構を発見したと明らかにした。

 

 隋唐時代の朱雀大街は、皇城の朱雀門と外郭城の明徳門を南北に結ぶ大通りで、隋の大興城、唐の長安城における中軸線となっていた。発掘調査は小雁塔歴史文化エリアの総合改造プロジェクトに合わせ、2021年5月から実施されていた。

 

調査では、朱雀大街を横切る用水路に東西に並んだ五つのれんが積み橋脚遺構が見つかった。いずれも南北方向に架かる橋で、等間隔に配置されていた。橋脚の幅は中央が最も広かった。中央の橋は隋唐時代の朱雀大街の中軸線上に位置しており、明徳門にある五つの門道のうち、中央の中門道と接続していた。

 

 同研究院の張全民(Zhang Quanmin)研究館員は、橋脚遺構は朱雀門外1200メートル余りの場所にあり、朱雀、明徳両門と呼応する関係にあったと説明。都城儀礼制度における最高位の配置を体現しており、隋唐時代の長安城の形状と配置、儀礼制度を研究する上で重要な意義を持つと述べた。今回見つかった橋脚遺構は、明清時代の都城の中軸線に配置された5本の橋の起源とみられ、中国の都城儀礼制度と文化の起源、継承、発展の実物証拠になるとの見方も示した。(c)Xinhua News/AFPBB News